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近視進行抑制の最前線!

[2019.09.25]

 暑かった夏がいつの間にか過ぎ去り、すっかり涼しくなって過ごしやすくなってきましたね。とはいえ急な気候の変化で体調を崩される方も少なくないと思いますので、充分ご注意ください。

 みのりんごはますます元気で最近ボールやサイコロでも遊ぶようになりました。

 

 

第2回『近視進行抑制の最前線!』です。

 

 当院では開院当初より、小児の近視進行抑制に力を入れております。つい先日の日本国内論文データで中々興味深い結果が発表されましたので、紹介させて頂きます。

 

 日本の一流学会誌において筑波大学の平岡先生により『近視進行抑制ー最近の動向』として日本国内の研究を中心に発表された論文です。

https://www.igaku-shoin.co.jp/journalDetail.do?journal=38338

 

 結果を簡単にまとめますと、

・環境因子のなかで最も注目されるのは屋外活動であり、1日1時間の屋外活動を増やすことで近視の進行・発生を13%抑制できた、という報告があります。

低濃度アトロピン(=当院にて販売中のマイオピンに対して日本国内にて京都府立医科大学の主導の元、多施設共同研究が施行され、有意な近視進行抑制が確認されました。

オルソケラトロジーに関しても本国内データにおいて2年間で30~60%の近視進行抑制効果が期待できると報告されています。

・さらにまだ1年間の中間報告ではありますが、オルソケラトロジーと低濃度アトロピン点眼の併用療法が、オルソケラトロジー単独療法よりも、さらに53%もの抑制効果が得られたとの衝撃的な報告もなされています。

 

 当院では、これからも小児の近視進行抑制に対して、EBM(Evidence-based Medcine, 良心的に、明確に、分別を持って、最新最良の医学知見を用いること)をもって、安全性最優先に取り組んでまいります。

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