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洗眼のススメ

[2019.08.19]

みのりんごのつぶやき、第一回は『洗眼のススメ』です。

 

皆さん、毎日眼を正しく洗えていますか?

 

目やにの多い方やアレルギーの方に話をうかがうと、上手く目を洗えていない方や、そもそも目の周りを洗うのが苦手で全く洗っていない、という方が時々いて驚かされます。

 

美容への関心が高いアメリカでは、リッドハイジーン(Lid=目もと、Hygiene=衛生的にする)と呼ばれる「目もとケア」がスキンケアジャンルの一つとして確立されていて、目もとを清潔にする事で、まつ毛や目もとが健康的になることが知られています。

 

目のまわりには皮脂やフケをはじめとして、花粉やホコリ、アイメイクの残りなどが付着しやすく、これをそのままにしておくことでアレルギー性結膜炎や霰粒腫や麦粒腫、ドライアイなどの疾患を引き起こしたり、「まつ毛ダニ」とよばれるダニが繁殖したりすることもわかってきました。 

 

アレルギー性結膜炎や霰粒腫等の疾患はまつ毛の根元やそのすぐ近くにある涙の分泌腺の開口部を清潔に保つ事で症状の改善が期待できます。

 

そこで当院でオススメしているのが、起床時はもちろんですが帰宅直後の洗眼です。

方法としては帰宅直後に(メイクをされている方はクレンジングでメイクを落とした後に)普通に石鹸や洗顔料でまぶた〜まつ毛の根元をしっかりこすり洗いして流すだけです。

これによってまぶたやまつ毛に付着した花粉等のアレルギーの原因や分泌腺を詰まらせるメイク汚れを除去します。

どうしても石鹸をつけて洗うと目がしみて苦手、という方にはアイシャンプーという眼科医が開発した洗眼専用のものがありますので、これを使用してみるのも良いと思います。

http://www.eyeshampoo.com/eyeshampoo.html

(当院にて税込1,100円〜とお得な価格で販売中です)

これで目のまわりを洗う事に慣れたら、その内に石鹸等で洗うのも平気になると思います。

目のまわりをしっかり洗ったら、処方された点眼薬を使用して下さい。

 

よく『目の中も洗いたい』と言われる事もあります。アレルギーの原因を取り除くには有効なのですが、洗い過ぎには注意が必要で、いくつか注意点があります。

 

まず水道水で洗眼するのはオススメできません。涙の中の有効成分を過剰に除去してしまい、却ってドライアイ等の疾患を引き起こす事もあるためです。

 

アイボン等のカップに洗眼液を貯めて目の周り全てを洗うタイプの物は、必ず防腐剤フリーの物を選ぶ事とまず目のまわりをしっかり洗眼してから使用して下さい。そうしないとまぶたやまつ毛に付着している汚れが却って眼球表面についてしまうからです。

 

むしろ点眼薬を何回も点眼する事で洗い流す方が簡単かもしれません。薬局で市販されている物でお勧めできるのは、以下の商品になります。必ず防腐剤フリーの物を選ぶようにしましょう。

https://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/products/otc/well_wash_eye.jsp

https://www.santen.co.jp/ja/healthcare/eye/products/otc/soft_santear.jsp

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