保険適用外治療(自由診療)
当院では、保険適用外治療(自由診療)として下記項目の治療・施術を行います。
オルソケラトロジー(近視・乱視を眠っている間に矯正)
【みのり眼科での処方例】
15才女性
右裸眼視力 0.1 矯正視力 1.2 × -3.25D
左裸眼視力 0.2 矯正視力 1.2 × -2.75D
(Dとは屈折力の単位です)
Fig.1
実際にオルソKレンズを装用してもらいました。
涙を黄色に染めている為、ドーナツ状にリングが形成されているのが判ります。
角膜中央を圧平し、その周辺を盛り上げるのがオルソKの原理ですので、これが正常なフィッティングとなります。
そのまま1時間装用して頂いた後に再度視力検査をしました。
右裸眼視力 0.4
左裸眼視力 0.4
Fig.2
角膜中央が圧平されているのが判ります
たった1時間でも効果が認められましたので、1週間の装用体験を行って貰いました。
1週間後
右裸眼視力 1.2
左裸眼視力 1.2
日中は完全にメガネも不要となり快適との事です。
オルソKの合併症として角膜上皮障害、感染症、ハロー・グレア、コントラスト感度の低下等がある為、定期検査が必ず必要です。
Fig.3
8才 女性
右裸眼視力 0.1, 矯正視力 1.2 x -2.25D C-0.5 A170
左裸眼視力 0.1, 矯正視力 1.5 x -2.25D
オルソKレンズを1時間装用して頂いた後に再度視力検査をしました。
【1時間装用後の視力】
右裸眼視力 0.7
左裸眼視力 0.5
1時間でも裸眼視力の向上が認められましたので1週間の装用体験を行って貰いました。
ただ、中学生未満の方が使用する場合はオルソKレンズの取扱い(装着脱・消毒)を原則親権者に行って頂いております。
レンズが高額である為も勿論ですが、完全に消毒された状態のレンズを使用しないと危険な為でもあります。
そのため、オルソKレンズの取扱い法を親権者の方に練習して頂く必要があります。
1週間後
右裸眼視力 1.2
左裸眼視力 1.2
バレーボールの練習もやりやすくなったのと、プール授業でも良く見えて楽しい、
との事でした。
費用について
オルソK装用は自費診療となります。
・1週間の装用体験料 5,000円 (税込)
・オルソKレンズ作成使用料 150,000円(税込)
※初年度の全ての検査、ケア用品料を含めた料金です
※※その後、毎年更新毎に15,000円 (税込、全ての検査、ケア用品料を含めた料金です)
リンク:https://www.toray.jp/cl/orthokeratology/index.html
『ワンデーコンタクトレンズを用いた近視進行抑制プログラム』
・拡張焦点深度型(EDOF:Extended Depth Of Focus)コンタククトレンズを用いて,近視進行抑制を目指すプログラムです.
・本来は老視用の遠近両用コンタクトレンズを適応外に用いますので,装用指導料,検査料,診察料は全て自費診療となります.
初回適応検査料 3,000円 (適応外でも2,000円かかります)
定期検査料 1,000円 (初回1ヶ月目,以降半年毎受診)
レンズ代 3,800円 (1箱32枚入り)
(すべて税込価格)
⚠お子さまひとりだけでコンタクトレンズの着け外しができる人にしか処方できません⚠
【オルソケラトロジーとの比較】
《メリット》
・初期費用がオルソよりかなり安価
・装用感はオルソより良好
・近視が強くてオルソが不適応だったお子様でも、EDOFレンズだと適応できる場合が多い
《デメリット》
・今のところ、オルソ程の論文実績に乏しい
・自分ひとりだけで装脱着する必要がある
・乱視が強いと矯正不良で適応外となる
・長時間装用すると目に負担がかかるので連続装用は12時間まで
マイオピン(近視進行予防)
日本でも古くから現在まで使われているアトロピンと呼ばれる点眼薬を希釈したものです。点眼することにより約60%程度の近視進行抑制効果があるとしてシンガポールにて発売されているものを輸入販売しております。保険外診療のため 1本税込3,000円 となります。最近になって日本での多施設共同研究により、日本人においても、有意な近視進行抑制が確認されました。
リンク:https://www.myopine-eyelens.sg/
グラッシュビスタ(まつ毛に対する増毛促進)
当院に受診された患者様の実例です
使用前
2週間後
もう既にまつ毛の長さは平均6mm,最長8mmです。
2か月後
まつ毛の長さは+1mm程度ですが明らかに本数が増え、更に1本1本が濃く太くなっているのがわかります。